DEBATE MATE

 4月4日、東京でのDebate Mate:ディベートメイトのワークショップに長女と参加してきました。


イギリスのトップディベーター集団で、ディベートのスキルはもちろん、コミュニケーション能力向上や、論理的な話し方、表現力、批判的思考などを楽しいアクティビティを通して教えてくれます。4月6日には彼らが名古屋にもやってきて、ワークショップを開催してくれましたが、その日にはすでに予定が入っていて参加できなかったのです。どうしてもこのチャンスを逃したくないと思い、春休み中ということもあり思い切って東京まで足をのばしてみました。





 とてもいい天気で、行きの新幹線からは雪をかぶった富士山がよく見えました。←雲がかかっとるやーん(笑)長女と二人だけでの初めての遠出でもあり、わくわくしながら出かけました。


 ワークショップでは色んなアクティビティをしましたが、面白かったのが、「気球」です。


天気の良い東京上空を旅する気球があります。5人の有名人または重要な人物が乗っています。(ここでワークショップ参加者の中から5人が重要人物役をします。)しかし、途中で気球にアクシデントが起こり、安全に乗って地上に帰還することができるのはひとり。つまり、4人をいますぐ気球から落とさないといけなくなりました!!そこで、気球に乗っている人物はいかに自分が世の中にとって重要で、落とされる(死ぬ運命になる)わけにはいかないということを地上の人々に話し、そのスピーチを聞いた地上の人の多数決で、残る人を決めていくというゲームでした。

気球に乗った5人を紹介します。

ガンジー、小池百合子東京都知事、トランプ大統領、キング牧師、ダイアナ妃  です。

キング牧師役はなんと我らが河野先生!頑張って~キング牧師~!!

1回目のスピーチで2人が落ちます。みんなのスピーチは笑いもとりつつ、自分がいかに重要かを話していましたが、残念ながらダイアナ妃とガンジーが落ちました。


気球に残った人物の次のスピーチ内容は、自分以外のほかの人はどんな所がよくないから気球に残るべきではない、です。自分以外の2人について話しても、どちらか1人について話しても構いません。さらに、ここでは地上の人からの質問タイムも設けられました。地上の人からは、「世界の人々やアメリカの人々、または黒人方々の幸せを願って政策を行うことはわかりましたが、特に日本の人にとってのメリットはなんですか?」などの質問が出ていて面白かったです。これらのとっさの質問にもうまく答えることが生き残るカギとなります。

ここでは小池氏が落ちました。


最後はトランプ大統領とキング牧師の一騎打ちです。

最後のスピーチのチャンスです。ここでは、生き残れた際どんなことをしてくれるのか、地上の人が、「この人物を残してよかったな~。」と思える内容を入れたスピーチが課題でした。スピーチ時間も1分ですよ~と告げられ、スピーチスタート!


さて、どちらが無事に地上に帰還できたと思いますか?


このアクティビティでは、自分がいかに重要かを話す→立論の技術、ほかの搭乗者について話す→反論の技術、地上の人からの質問タイム→POIに答える即興力、最後のスピーチ→サマリーの技術、地上の人→ジャッジ。といった具合に、ディベートで必要な技術を楽しみながら学べます。


この日のワークショップでは、自己紹介から始まり、色んなアクティビティを体験し、ディベートの面白さをまた知りました。これらの技術はディベート大会のみに活かされるものではなく、普段の生活に必要なことなんだなと、改めて思いました。


ワークショップはすべて英語で行われたため、長女にはかなり難しかったようですが、数時間、英語のみを聞き、たまに英語で話すという経験は彼女にとって初めてだったのでそれは良い経験でした。更に勉強したいと思ったようです。


少なくとも私は、「言わなくても察してね、わかるでしょ?というのが美徳とされる」雰囲気の中で育ちました。だから、論理的に話すのが苦手です。ディベートを練習することで話し方や考え方がよくなったり深くなったりできたらいいなと思っています。しかもそれらを英語で。これからもどんどんこういったワークショップに参加していきたいと思います!


5人の役にボランティアする勇気がなかったのが今頃悔やまれます。

気球に最後まで残ったのは・・・・・トランプ大統領でした!


最後までお読みいただきありがとうございました!


 


ECCジュニア・BS春日井田楽教室

愛知県春日井市で2010年度より開講しています、講師のヒロコです。ECCジュニア春日井田楽教室では、『わくわく』をキーワードにレッスンをしています。英語学習を通して、自主性や、主体性を身につけられるよう、レッスンを工夫しています。体験レッスンは常時受付中です。尚、このサイトの運営は春日井田楽教室の講師によるものであり、(株)ECCによるものではありません

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