ディベート始めました
最近、同僚の講師陣に誘われて英語でディベートを始めました!
これが面白くて面白くて。何がどう面白いかって?学べることが多いし、身に付きやすいと感じることができるし、さらに、もっと勉強したいと思わせてくれるからです。こんなすてきなサイクルに入ったらもう出られません!!
いつごろからかは覚えていませんが、前からディベートというものがあるのは知ってました。深くは知らないものの、ディベートができると論理的に話せて生活のあらゆる場面で役に立つのだろうなとは思っていました。でもきっとすごく勉強してからしかできないし、さらにそれを英語でやるなんてどうなんだろうと、誘われた時は不安しかありませんでした。
そもそもディベートとは一つのお題に対して賛成派と反対派に分かれて意見を述べ合う、というくらいの認識で詳しくは知りませんでした。それがまずは私の参加している「がめ研」という研修で日本語でやる機会があり、制限時間の中で相手チームをいかに説得できるスピーチを作り上げられるか、また効果的に反論するにはどうするのかという体験をすることができました。お試し程度の体験でしたが、これが楽しくてもっと深めることができたらな、さらにはレッスンに少しづつでも取り入れられたら意見を言うのが苦手な子もヒントを得られるのではとどこかで思ってはいました。そんなことを思っているだけで過ぎていた毎日に英語ディベートのお誘いが。「なんてタイムリー、やるべきなんじゃない??」と自分の中で押されるものがあり、やります表明してグループに入れてもらいました。しばらくは都合が合わず様子を見ていましたがある日、「見学で」とオンラインディベートをのぞきにいったのが、私のディベートデビューとなりました。(汗)
そうそう、このディベート、オンラインでできるのです!! 自宅でコンピュータの前に座り、ヘッドセットを装着すれば準備OK。←グーグルクロームインストールやそこからオンラインディベートのプラットホームを開いての参加になります。これがまた便利なのです。これが、どこかにでかけていっての参加だったら続いていなかったかもしれません。しかもオンラインの良いところは世界の人とつながっていることです。ときどき外国の大学の先生や生徒さんがディベートに参加されたり、見学でアドバイスをくれたりというなんとも贅沢な回に運よく参加できることもあります。すごいですね、テクノロジー!
ディベートの話に戻しますと、最初は(実は今でも)自分の番が回ってくると頭が真っ白になり、自分の発言をうまくコントロールできないことばかりです。だって、スピーチに制限時間があるんです!!しかも、役割によっては、相手チームの言ってきたことに対してその場で説得力のある反論をまぜつつ、自分の主張をしなければいけないのです。最後の役割の人に至ってはそれらをさらに限られた時間の中で簡潔にまとめなければなりません。これをすべて「英語で!」です。こんなに脳みそがぐるぐるすることは初めての経験です。
英語力が必要なのはもちろんですがその前に、言いたいことはいっぱいあるけど制限時間があるので、どの順番にどんな言葉をつかって説明していくと相手に分かりやすく、納得させられるのかというのが重要です。準備時間も制限があります。脳みそぐるぐるするの、わかってもらえますよね。この力というのは最初に書いたように生活の中で役に立つスキルです。例えば、会社でのプレゼン。長く説明されるより、要点を絞ってわかりやすくしかもおもしろかったら尚いいですよね。ほかには、試験対策にもなります。例えば英検®のライティングや二次試験のスピーチ。これらもこのスキルがあれば合格に近づきます。友達との会話でもある日の出来事を伝える際に興奮していると話していても、それを聞いていても状況がわかりにくい時ありませんか?これもディベートしていたら話がうまくなると思います。国語の成績も変わってくるかもしれません。ほかにも例はいっぱい頭に浮かびます。こんなにいいんだからやらない理由がみつからない!ということで、続いております。この辺りはすべて日本語でディベートをやっていても勉強になることです。実はこれを書きながらもディベートスキルが頭に浮かびます。構成とか、論理的に~と誰かが頭の中でささやいているのです。
英語学習の視点でもよいことがあります。それは、次はかっこよくスピーチを決められるように、良いスピーカーのスピーチを積極的に聴こう、自分でもその表現を使ってみようと思うようになり、勉強の姿勢が前のめりになることです。それに、言いたかったことが言えず悔しい思いをした後は、どんな表現をしたかったのかを後で落ち着いて考えることにより、それらの英語の言葉が本当に自分の言葉になっていくので、新しい単語や熟語、言い回しなど、吸収する速さが速くなります。英語のニュースを聞いたり読んだりしていても、この表現次につかってみよう。とか、そうそうこんなことが言いたかった!メモっとことなり、聞き流すこともあるニュースの聞き方も変わりました。関連性のない単語をアルファベット順に覚えるという練習法よりもっと心に残ります。しかも文の中でどう使われているかで覚えていくので、使いたいときにすぐに取り出せる記憶になります。
こんな風にすべてがディベートにつながっていく毎日です。もうちょっと自分が勉強して、これを教室の中学生や高校生とやれたら楽しいだろうなと思っているところです。
つい、長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。
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