”なんで~?” ”だってさ~”
春日井田楽教室では幼児対象の”まなびのさんぽ”コースを開講しています。このコースは日本語で行い、季節の行事に親しんだり、計算の基礎になる数に親しんだり、俳句をなぞったりして文字に親しんだりする知育のコースです。
前にも講師のつぶやきでお話ししたかもしれませんが、基礎の基礎を学ぶコースで、大人からしたら「そんなことは勉強して覚えることではなくて、知ってるんじゃない?」と思われがちです。ですが、考えてみてください。まだ生まれて2年や3年しかたっていないのですよ、こちらが当たり前と思うことを知らない方が当たり前なのです。だから毎回レッスンでは、数は指さし数えたり、立ち上がって右や左を体感したり、おはじきを使ったりしていくつといくつを考えたりします。今では大きくなってしまった自分の娘たちとはもうこんなかわいいレッスンはできません。だからとてもこのクラスが好きです。
ワークブックの中には繰り返し似たような問題形式が出てきます。子供たちもどんどん吸収していくので、やり方を説明しなくても ”やりたい!!” と言ってすぐにとりかかる問題もあります。そういう時は一歩進んで私はこんな質問を投げかけるようにします。
”なんでこれが合ってるの?” →英語で言うなら ”Why?"
そうすると、
”だってさ~” →”Because・・・”
と、返事が返ってきます。子供たちは知りえる限りの言葉をなんとか使って私に説明してくれます!! その姿がとってもけなげであり、かわいいし、脳みそぐるぐる回転してるんだろうなと感じます。これは成長してくると ”そんなの説明しなくてもわかるやん。” になってきてしまいがちです。誰かに説明するというのは論理的に考えるよい機会なのです。
これが英検®の英作文につながるのはもちろん、学校でも今後学び方がどんどん変わる中で説明する力、意見を論理的に話す力を養うことが必要となってきます。小さいころからこんな楽しいやり取りでそれが養われるならと、「今日はどんな説明してくれるかな~。」とわくわくしながら ”なんで~?” と問いかける講師でした。(笑)
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