英検®対策コース実施中!!
1月に今年度最後、3回目の英検®がありますね。更なる上の級をめざし対策コースを受講する生徒さんがいます。
3級以上からはライティングが導入されています。つまりマークシートで記号を選ぶのではなく、線だけかかれた解答用紙に自分で単語を選び文を作り、自分の考えをかかなければいけません。こういった問題にたいていのみんなはなれていません。いつも対策の時にはまず日本語でライティングに挑戦してみます。意見を述べる練習です。これがなかなか難しいです。なぜかというと、日本の文化でもあると思いますが、ちょっとした言葉を聞き、詳しく説明されなくても悟る、まさに「忖度」の文化が子供のころからかなり出来上がっているからです。なので、いざ意見を論理的に話そうとすると何から話すのかとか、どこにつなげていくのかわからなくなってきます。キーワードが浮かんでも、それらで忖度される部分をうまく言葉に表せません。私も生粋の日本人ですから、生徒のみんなの言わんとすることはわかります。が、それでは解答になりません。論理的に話すって難しいですね。
しかし! こうして英検®のために論理的な考え方、話し方まで勉強するのってとてもいいことだと思いませんか?しかもそれを英語で表現するんです。前と英検®の試験内容がが変わってやだな~と思ってるみんなも多いと思いますが、私はかわってよかったと思います。
そして、こうして対策していると論理的に話すのに慣れてくるものです。みんなの吸収力ってすごいですね! 作文の指導はとても難しいです。答えが一つではないですし、表現方法もいろいろだからです。しかし、いろんな意見をきけてとても興味深いと思います。級が上がるにつれて、テーマも複雑になり、テーマについてどのくらい知っているかも意見の言い易さにつながってきます。ということは、過去問だけをやっていてはだめなのです。今世界ではどんなことが問題になっているのか、それらについて自分はどう思っているのかを普段からも知っておき、時には深く考えてみることも必要になります。
日本人同士で話すときはいちいち細かく説明しながら話すとかえって、嫌がられる場面もあるかもしれません。しかし、今後いつなんどき、日本人以外の人と話す機会があるとも限りません。会社に海外から研修にいらっしゃる方がいるとか、自分が海外出張を命じられるかも。その時に、何か意見を言ったらそのあとに「なぜなら・・・。」と続くのをの方その人たちはきっと待っています。理由まで述べるのがセットだからです。そういうスキルが英検®を通して勉強できるのは本当にいいことだと思います。
もちろん今の目標は英検®に合格することですが、そのあともずっと使えるスキルとして身に付けていってほしいです。みんな頑張れ~!!
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