リスニングの逆読み
毎回レッスンの後半ではその日のレッスン内容を理解できたか確認も含め、CDを使ってネイティヴの話す英語の聞き取り問題があります。
大体、絵を見て答えるものです。2学期からは目線を変え、絵に出ている人物が何と言っているか、または絵から想像して作られる文はどういうものかを先にみんなで考えます。
リスニングが苦手な子の原因のひとつに絵を読み取るのが苦手というのもあります。英語を聞きながら絵も見て答えを出さなくてはいけません。この時のタスクは2つです。絵を考えるとき頭の中はきっと日本語。でも聞こえてくるのは英語。難しいですよね。
問題をいきなり聞かないで、絵がどんな状況かを整理し英語だとどうなりそうなのかをみんなで予想します。すると、普段苦手意識を持っていて、自分の回答を書く前にチラッとお隣を覗いて確認する子も、CDに集中し自信を持って回答するようになりました。
更に発見‼ 生徒「この人、誰かわからんから文が作れん。」と。私「じゃあ誰にする?とりあえず誰かにしない?My brotherとか?」生徒「じゃあそれで。」と言ってCDを聞くと。。「ボブだって~、そんなん当たらんわ~。」と普段聞き取りの時に注目できにくかった主語を確実に聞くこと、またあまり聞きなれない外国人の名前に注目するようになってきました。
会話や、本でも先読み(想像)しながら聞く、読むのは大切だと思います。先読みしたものと違うと感動に繋がったり、同じなら共感できたり。問題を解くコツとしてよく絵や選択肢を見て問題を想像するとかありますが、テストのスキルとしてだけでなく、日常でも必要なスキルだと思います。
逆読みをやることで少しでも「考える」事の楽しさ、面白さを見いだしてくれたらと思っています。
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